厚生年金の加入漏れ、全国に200万人 厚労省推計
厚生年金の加入漏れ、全国に200万人 厚労省推計
行政・政治 2015年12月29日 (火)配信朝日新聞
厚生年金の加入資格があるのに国民年金に入っている人が全国に推計で約200万人いることが、厚生労働省の調査で分かった。厚生年金の保険料の半分を負担する雇い主が、違法に「加入逃れ」をしている可能性がある。国民年金のままだと、将来受け取る年金額は本来より少なくなる。
調査は昨年10月から今年3月、国民年金に入る20~59歳の約6万2千人を対象に郵送で実施。約2万3千人から回答を得た。雇用形態や労働時間などを尋ね、厚生年金に加入すべき国民年金の加入者がどれだけいるのか、初めて推計した。
厚生年金は会社などの正社員に加え、パートでも労働時間が正社員の4分の3以上なら対象となる。外国人などを除く国民年金の加入者は、昨年3月時点で約1580万人。調査に基づく推計の結果、そのうち12%強の約200万人に厚生年金の加入資格があるとしている。
保険料の全額を加入者が負担する国民年金と違い、厚生年金は保険料を労使で折半する。このため、雇い主が保険料の負担を嫌がって年金事務所に厚生年金の対象だと届け出ないことがある。厚労省によると、約75万社にこうした「加入逃れ」の疑いがあり、今回の対象漏れもこうした事業所に勤務する人が多く含まれるとみている。
国民年金と厚生年金では受け取る年金額に大きな差がある。厚労省の担当者は「会社勤めなのに厚生年金の保険料が天引きされていないなど、不正に思い当たる節があれば年金事務所に相談してほしい」と呼びかけている。(久永隆一)
行政・政治 2015年12月29日 (火)配信朝日新聞
厚生年金の加入資格があるのに国民年金に入っている人が全国に推計で約200万人いることが、厚生労働省の調査で分かった。厚生年金の保険料の半分を負担する雇い主が、違法に「加入逃れ」をしている可能性がある。国民年金のままだと、将来受け取る年金額は本来より少なくなる。
調査は昨年10月から今年3月、国民年金に入る20~59歳の約6万2千人を対象に郵送で実施。約2万3千人から回答を得た。雇用形態や労働時間などを尋ね、厚生年金に加入すべき国民年金の加入者がどれだけいるのか、初めて推計した。
厚生年金は会社などの正社員に加え、パートでも労働時間が正社員の4分の3以上なら対象となる。外国人などを除く国民年金の加入者は、昨年3月時点で約1580万人。調査に基づく推計の結果、そのうち12%強の約200万人に厚生年金の加入資格があるとしている。
保険料の全額を加入者が負担する国民年金と違い、厚生年金は保険料を労使で折半する。このため、雇い主が保険料の負担を嫌がって年金事務所に厚生年金の対象だと届け出ないことがある。厚労省によると、約75万社にこうした「加入逃れ」の疑いがあり、今回の対象漏れもこうした事業所に勤務する人が多く含まれるとみている。
国民年金と厚生年金では受け取る年金額に大きな差がある。厚労省の担当者は「会社勤めなのに厚生年金の保険料が天引きされていないなど、不正に思い当たる節があれば年金事務所に相談してほしい」と呼びかけている。(久永隆一)