大阪超え、最大規模に 千葉と東京で感染拡大

大阪超え、最大規模に 千葉と東京で感染拡大
2020年3月30日 (月)配信共同通信社

 【解説】千葉県の障害者福祉施設と東京都台東区の病院で集団感染が拡大し、国内のクラスター(感染者集団)としては、70人余りの大阪のライブハウスを超えて最大規模の集団となった。2施設で感染拡大に至った要因分析はこれからだが、多数の人が長時間一緒に過ごす建物内で一気に感染が広がることを改めて示した形だ。
 全国の感染者は3日連続で100人を超え、東京都では最多を更新するなど、感染増加に拍車がかかっている。
 政府は拡大を封じ込めるため、感染者の濃厚接触者を丹念に調べ、感染が判明した人を隔離するなどしてクラスターを小規模のまま閉じ込める対策に重点を置いている。同時に、感染経路の分からない感染者が増えないように、人の接触を抑制する外出自粛を要請している。
 ここ数日の感染者急増は、潜伏期などを考慮すると、実際には1~2週間前に感染した人の増加を反映している。クラスターと感染経路不明のいずれのケースも拡大に歯止めがかかっておらず、関係者はさらなる加速に危機感を抱いている。爆発的な感染拡大が起こる前に、医療態勢の整備や治療薬の開発は待ったなしだ。